ビジネスモデルを分解「洗濯のリネット」編

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ビジネスモデル分解シリーズ第二弾ですw
お待たせしました。って誰も待ってねーよってね!

第二弾は宅配ネットクリーニング「リネット」をご紹介いたします。

新規事業のご参考にどうぞ。

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リネットとは

インターネット宅配クリーニング会社

株式会社ホワイトプラス

設立:2009年7月

資本金:729,500,000円(資本準備金含む)

代表取締役:井下孝之(神戸大学工学部卒)

会社設立時のメンバー3名で、2ヶ月間で150個の新規事業プランを持ち寄り検討。

各自のプランの市場規模・利益率・世界観を採点。

“その先に、世の中を変えられるか” を大きな判断基準とし、クリーニング業界に決定。

ホームクリーニング業界の市場規模は4,000億。法人向けリネンサプライは6000億円。

市場規模を調べるにはこちらが便利です。

つぎにリネットのビジネスモデルの考えかた

  • クリーニング業界はリアル店舗のみでインターネットが普及していない。
  • クリーニング業界はストック型。サービスを一回使って終わりではなく、何度もリピートして使うモデル

窓口をインターネットに置き換えることによりユーザーとクリーニング工場を直接結び、クリーニング取次店を排除。

インターネットを通しクリーニングに出せることで、ユーザーの利便性向上し、自宅にいながら完結するサービスとなっている。

つぎに業界の問題点

  1. 仕事が終わる頃には店は閉まっている。土日も忙しくいけない。
  2. クリーニング店に預ける・引取りする時間・手間がかかる
  3. リアル店舗しかなくお客さんから店舗へ出向く必要がある

これらを踏まえてリネットの行動

まずはWEBサイトを制作し、提携してくれる工場を探した。

現在CTOの森谷氏は起業当初コードを書いたことすらなかったが、できないことをできるようにしていくのが仕事とし、2012年までたった1人でインフラ構築・フロント・バックエンド開発まで全て担った。

当時はお金もありませんから、自転車で都内のクリーニング工場を数十件回り、1件1件交渉しました。まだ20代なかばだったので、高校生が見学に来たと勘違いされたこともありました(笑)。それに、「楽して儲けられるものじゃない」って、職人さんにすごく怒られたこともありましたね。そんなつもりはなかったのですが。

http://hrnabi.com/2015/05/29/7497/

いや~地べた這いつくばってますね。良いですね~。

ビジネスの立ち上げは相当 労力と時間がかかります。逆にこのぐらいのことが出来なければ、ビジネスなんてものは成功しないのでしょう。

それにしてもクリーニング業界に対しても、プログラミングに対してもズブの素人から始めていたなんてしりませんでした。感動的ですね~。

リネットはインターネットが普及していない旧体制な業界にインターネットを持ち込もうとしているのですから、多くの人は新しいこと・変化にアレルギー症状を起こすので、交渉もなかなかむずかしいでしょうね。

いくら交渉しても提携工場が見つからなかった

あぁ~かわいそうですね。いくら努力しても、やはり旧態依然の業界のシャッターの下ろし具合は半端ないですね。

100人いれば1人ぐらい業界の問題を知り、新しいことにチャレンジしたいひとに出会えそうな気はしますが、運も悪かったのでしょうか。

もしくは条件が合わなかったのか。

提携先が見つからないから自分たちで店舗を作っちゃった

おぉ~すばらしい行動力ですね。

IT系と聞くとパソコンのみで仕事しているイメージが多いですが、まずリアル店舗を作るとは!やはりなかなか真似できる行動ではないです。

しかも、取次店(中間業者)を排除し、ユーザーとクリーニング工場をつなぐWEBサービスをしようとしているのに取次店です。クリーニング工場ではありません。やはり工場は自社では持たないという現れでしょうか。

結果、3年間自社店舗の窓口を持ちながらサービス開発をしていた。

クリーニング師の資格を取得

自分の歩んできたキャリアと全く関係のない業界に参入するには、それに伴った知識がある人を新たに採用するか、もしくは自ら学ぶ必要があります。

創業者が資格を取得することで、知識をもち、また自ら経験した店舗運営の本気力を見せ、それらを継続することで、そのチャレンジ精神を理解してくれたはじめての提携工場がついに見つかったよう。

現在では提携工場は数十社あり、関東・関西にリネット専用工場を持っている。

リネットのビジネスモデル

インターネットが普及していない業界で、取次店をインターネットの窓口とすることで、店舗運営に掛かっていた店舗運営費、人件費などのコストを削減。

クリーニング販売収益。提携工場加盟金、提携工場からのシステム使用料(独自開発)あたりですかね。

まとめ

リネットのビジネスモデルを応用するとすれば;

  1. インターネットが普及していない業界を探す
  2. 取次店などが仲介している業界を探す
  3. 立地産業で無駄がありそうな業界を探す

このあたりがポイントでしょうか。

これらのことを頭の片隅に置いておけば、いざ新しい情報をインプットしたときに点と点が繋がり、あらたな組み合わせのビジネスアイデアが浮かぶことを願っています。

この記事はわたくし個人の見解が多く入っているので、間違った情報があったら連絡いただけると修正いたします。

さあつぎはどこの企業をしらべようかな~。

-追記-

リネットの中の人にツイートしていただきました!ありがとうございます!

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参考URL
株式会社ホワイトプラス

http://www.wh-plus.com/ (アクセス日:2016/1/28)

リネット
https://www.lenet.jp/ (アクセス日:2016/1/28)

HRナビ
宅配クリーニングのリネット、「ネット×リアル」実現の鍵は創業者とエンジニアが持つある価値観だった!
http://hrnabi.com/2015/05/29/7497/ (アクセス日:2016/1/28)

エンジニアtype
ネット完結型宅配クリーニングの『リネット』が5年掛けて導き出した「IT×リアルビジネス」の最適解【連載:NEOジェネ!】
http://engineer.typemag.jp/article/whiteplus_neo (アクセス日:2016/1/28)